オーダーメード研修について
今、介護現場では教育を強化する必要があります!
現場において「人手がもう少しあったら」「新しい人が入っても定着しない」「募集をかけても就職希望者がいない」などの悩みをお持ちではないですか?
平成26年介護労働実態調査結果(公益財団法人介護労働安定センター)によると、平成26年度の離職率は16.5%、離職者の73.9%は勤務年数が3年未満という結果が出されています。退職理由では「職場の人間関係に問題があったため(26.6%)」が最も多く回答されており「法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため(22.7%)」と続いています。これらの結果により、職員同士の相互理解を促進させること、経営・管理側の意図が現場職員により共感されたうえで実施されることが求められると言えます。これらがなされるためには、施設内(法人内)のコミュニケーション充実化を目指した施設内教育の実施が有効であると考えます。
他の調査結果を見てみると、働く上での悩み・不安・不満の解消として「役立つと思う」とされる取り組みは、「健康診断や研修の実施」が40%を占めており、先に挙げた事柄を裏付けていると言えましょう。
介護施設における退職理由

出典:平成26年介護労働実態調査結果(公益財団法人介護労働安定センター)
心理学の知見を活かした研修がなぜ大切なのか
介護は、対人援助という業務の特性上、人と人との関係性が特に強く求められます。言い換えれば、相手を知ることでもあり、自分を知ることでもあります。人間の心理傾向を踏まえて関わることで互いの関係性が効果的に構築されていきます。当社の研修では、研修において、印象形成の手法、人間関係構築のためのノウハウ、認知症ケアにおけるコミュニケーションのポイント等々、数多くの心理学の知見を、体験学習やグループワーク等により身に付けていただきます。自身の心理傾向を把握していただくため、心理検査を実施することもあります。特に心理検査は心理学の認識がある者が実施することが世界標準の倫理規定に記されております。当社はこの基準を満たす者が在籍しておりますので、的確な実施が可能です。

研修に楽しく参加しながら能力を向上させることは、
介護は、対人援助という業務の特性上、人と人との関係性が特に強く求められます。言い換えれば、相手を知ることでもあり、自分を知ることでもあります。人間の心理傾向を踏まえて関わることで互いの関係性が効果的に構築されていきます。当社の研修では、研修において、印象形成の手法、人間関係構築のためのノウハウ、認知症ケアにおけるコミュニケーションのポイント等々、数多くの心理学の知見を、体験学習やグループワーク等により身に付けていただきます。自身の心理傾向を把握していただくため、心理検査を実施することもあります。特に心理検査は心理学の認識がある者が実施することが世界標準の倫理規定に記されております。当社はこの基準を満たす者が在籍しておりますので、的確な実施が可能です。

当社は現場に直接講師を派遣いたします。
たとえ「職員に研修を受けさせたい」と施設側が考えていても、研修会場まで出向いて参加するとなると、長時間にわたり(場合によっては終日)、現場を不在にすることになります。一般的には人財不足が叫ばれている介護現場において、このような状況は望ましくありません。
そこで、当社の場合は、施設様に講師が直接伺い、基本的には1回あたり2時間半や3時間程度の短い研修とすることで、多くの職員に参加いただけるようにします。
講師は、心理学研究者、心理カウンセラー、認定心理士、介護福祉士、ケアマネジャー、看護師、中小企業診断士、社会保険労務士、各種専門家など、確固たる専門分野があり、且つ、参加者を巻き込む研修講師の能力がある者が担当いたします。

研修と実務をつなげます
研修にて学んだこと、気づいたことをそのままでは終わらせず、必ず現場の業務に活かすよう、研修の終了時に行動宣言を記入・発表いただきます。また、同内容については、参加者の上長にも共有いただき、後の面談に活かすことを基本としています。このような仕組みが、研修と実務とをつなぐ役割を果たすものと考えています。

<行動宣言の例>
- 看取りをされる入居者様本人・ご家族の希望に添った旅立ちをお手伝いできるように研修で学んだことを活かしたい。
- 排泄介助では尊厳を守るケアなどで知識を学んだのでこれから現場で活かしたい。プライバシーを守り声かけも注意したい。
- 危篤時における観察ポイントはとても参考になった。この点に注意して記録にも残していきたい。
- 入浴について知らなかったことをたくさん学べた。利用者が嫌がる理由をもっと深く考え自分本意の介護ではなく利用者の気持ちに沿った職員になりたい。
- 研修で反省し、気づくことが多く、利用者に申し訳ない気持ちになった。今日から利用者の行動になぜ?どうして?と考えて、利用者側に立ち安心してもらえるようなケアをしたい。
- 相手が何を言おうとしているのか、自分だったらどうしてほしいのか、しっかり考えていきたい。
- 明るい挨拶から始まり、利用者様、職員同士でお互いに気持ち良い職場になるようにしたい。
- 普段何気なく使っている言葉であるが、間違った言葉の使い方で相手に不愉快な思いや、身だしなみの乱れで失礼な印象を与えてしまわないように気をつけたい。
国の助成金活用により費用負担が大幅に減らせます
施設職員の人財育成に係る助成金制度(キャリアアップ助成金、キャリア形成促進助成金等)は充実しています。同制度を活用することにより、研修費用の50~90%程度は削減させることが可能な場合が多いです。
当社といたしましては、施設様の負担を極力下げるため、助成金制度の活用を御提案いたしております。なお、同制度を活用するためには、申請書類の作成が必要となってまいりますが、当社が全面的にサポートいたしますので、少ない費用負担で申請書類提出を実現できます。
※当社はコンプライアンスを重視しております。助成金制度の不正利用につながる案件につきましては、お断りいたします。
多様なプログラムがございます
当社では、介護・医療認識、介護技術はもとより、接遇や人間関係構築といったコミュニケーション能力の向上、リーダーシップやマネジメント、リスクマネジメントに至るまで、あらゆる分野の研修コンテンツを有しております。当社においては内部講師、パートナー講師を含め20名以上が在籍しております。
基本的にはオーダーメードによる研修設計を行いますが、各分野の研修において、大方のイメージをお持ちいただくためのサンプルプログラムをPDFファイルにいたしましたのでご参考下さいませ。
<研修プログラムの例>
<例① 認知症の理解を深める>
認知症の理解を深めるためには、単に講師が説明しても効果的ではありません。当社の場合、まずは研修参加者の皆様において、自らが体験した、利用者様への対応に係る難しい事例を振り返っていただきます。具体的には、どのような場面でいかなる対応をしたのか、それはなぜなのかをシートに記入しつつ、他の参加者と情報・意見交換します。さらには、それらの情報を用いながら、脳におけるどこの部位が原因として考えられるのかを推察しながら、客観的に事例を捉えていきます。
このようなやり取りを通じて、「根拠に目を向けることなく感情論で利用者の方を捉えていた」といった学び・気づきを得ていただきます。まさに、講師と参加者、参加者同士の相互作用があってこそカタチづくられる価値なのです。
<例② 自己分析を深める>
より良いケアを実践するためには、自分を客観的に知ることが必要です。客観的に知るためには、他の人からコメントをもらうことも大切ですが、より的確に捉えるためには、心理検査の実施が有効です。そこで、自らの性格特性を測る心理検査、EQ(心の感情指数)を測る心理検査、コミュニケーション特性を測る心理検査などを活用します。心理検査により、数値で自らの特性を捉えることができるため、とても明確です。
他者からのコメントおよび心理検査の結果を受けて、自己分析を行います。さらには、現場におけるより良いケア、充実した職業生活のための方向性を導出します。
上記はほんの一例です。一つひとつの実務ポイントについて、あらゆるツール(考える道具)を用いながら研修を進めてまいります。よって、単に講師が講義をするというスタイルではありません。
当社は創業43年の実績がございます
当社は創業以来、人づくりに携わってまいりました。分野としては、民間企業をはじめ、地方自治体、商工会議所・商工会、医療機関等、様々です。特に福祉業界につきましては、7年程前より携わるようになりました。あらゆる業界での人財育成ノウハウを活かしつつ、福祉業界における専門性を確立させることで大きな相乗効果を生み、ひいては、リピート率が常に90%を上回っております。
実績一覧を以下に記しますのでご参考下さいませ。
<関連実績一覧>
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特別養護老人ホーム 10施設様
S様(東京都)
S様(千葉県)
W様(埼玉県)
C様、T様、H様、V様、S様、(神奈川県)
T様(山梨県) -
医療機関 3機関様
T様、O様(東京都)
T様(神奈川県) -
その他
地域包括支援センター
5センター様 訪問看護・訪問介護ステーション
大型国際会議にて発表いたしました
2016年7月24日~29日において、心理学分野における最大規模の国際心理学会議「ICP2016」(4年に1回開催)が横浜にて開催されました。同会議にて弊社代表の二瓶がポスター発表(査読付)いたしました。
Confirmation of the current status of workplace exchange activities;association with recognition of workplace cohesiveness as well as with motivation for contribution (日本語訳 職場交流活動の現状確認、職場結束力の認知や貢献意欲との関連)
出版社ワイリーのウェブページにて、International Journal of Psychology としてICP2016のアブストラクト(要旨)を紹介しております。弊社代表の発表に係る内容は、Industrial and Organizational Psychologyの項のp.800に掲載されています。
<掲載URL> http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ijop.2016.51.issue-S1/issuetoc
結論は、職場における交流活動は、職場の結束力の認知と貢献意欲に直接的にも間接的にもつながる、ということです。本提案におきましても、職員が単に研修に参加して能力を向上させるのみならず、職員同士の交流が促進され、ひいては組織活性化につながるよう全力を尽くしてまいりたいと存じます。
なお、詳しい内容をお知りになりたい方は、日本語版の資料をご用意いたしておりますので、お気軽にご連絡くださいませ。

日本ウエルネス学会にて発表いたします
2016年9月9日~11日において、神戸山手大学にて日本ウエルネス学会第13大会が開催されます。同学会にて弊社のスタッフが発表いたします。発表テーマは「病院における看護師の自律性がリーダーシップ行動に及ぼす影響」です。
同テーマでは、看護師に焦点を当てておりますが、介護施設職員の方においても十分に適応できるものと考えます。職員が自ら考え行動することは、良い施設づくりには欠かせません。当社では、この点について追究してまいります。
日本ウエルネス学会第13大会では、理化学研究所の方が基調講演をなさり、数多くの大学関係者の方が発表・参加されます。
<日本ウエルネス学会ホームページ> http://www.j-ws.jp/?p=388
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専門スタッフがご相談を承ります。