新人を受け入れる体制の大切さ

4月 23, 2013

本日、新人研修をオブザーブしている担当者から電話が入りました。
「新人の一人が元気ありません。研修を受ける姿勢そのものを感じません。心配です」
私はその新人と4月1日にお会いしましたが、元気いっぱいの様子でした。
その日以降、しばらく職場で業務を行い、つい先日から新人研修が始まりました。
もしかしたら、慣れない職場で仕事をしている中で疲れてしまっているかもしれません。
「こんなはずではなかった」と入社前とのギャップに苦しんでいるかもしれません。
そんなとき「頑張れ!」「甘いんじゃないのか!」と声かけしても本人を追い込むばかりです。
ここは、じっくりと話を聴いてあげるメンターのような存在が必要であると考えます。
そういえば、今朝の日経新聞に『新入社員に「職場のお兄さん・お姉さん」を付ける企業が出てきた』といった記事が書いてありました。
新人を活かせるか否か、受け入れ側の体制は大きな影響を及ぼします。

電話が入った案件のお客様においては、待ったなしの状況かもしれません。
新人研修の受託という枠からはみ出てしまいますが、
(余計なお節介かもしれないですが)
何か手立てを打ちたいと考えています。

二瓶 哲

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新入社員の皆さんへ

4月 1, 2013

新社会人の皆さん、いよいよスタートですね。
本当におめでとうございます。
私はこの時期、新入社員研修を担当します。
その度、自分が入社した頃を思い出し、気を引き締めています。

今、皆さんは期待と不安が入り混じっている時期だと思います。
まずは一連の研修を受け職場に配属されることになりますが、
1点お伝えしたいことがございます。
それは、研修は「勉強」ではなく「仕事」であることです。
研修において、あらゆる演習やグループワークがあることでしょう。
その一つひとつを丁寧に、しっかりと考えながら取り組み、
実施後はしっかりとできたか否かをきちんと反省してください。
その習慣を身に付けたうえで職場に配属されると、
業務に慣れるスピードも格段に早くなります。
一方、研修をいい加減に受けていると、
この習慣が身に付いておらず、
「あの人、今まで何やってたんだろうね」と、
周りから冷ややかな目で見られながら職場で過ごすことになります。

もう仕事は始っています。
まずは配属までの1日1日を大切に過ごしてください。
明日から?
いや、今でしょ!

二瓶 哲

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久しぶりの更新です。

2月 20, 2013

長らくお待たせいたしました。
これまで読んでいただいた方々には大変申し訳なく思います。
頻度が回復するまではもうしばらく時間がかかりそうですが、
何とか更新を続けてまいります。

さて、今日は2箇所において研修提案のプレゼンテーションをしてまいりました。
午前中は福祉施設、午後は総合病院です。
提案した人財育成支援の内容については
大変強い関心を持っていただきました。

両組織において共通しているニーズは、
いかに研修で学習したことを職場に浸透させるかです。
言い方を換えれば、講師が研修をして終わり、
というだけの運営は望まれておりません。

研修での学習内容を職場に浸透させるには、
あらゆる側面での働きかけが必要です。
しかも、組織によって状況が異なるため、
「これが答えだ!」といったものは存在しません。

これをいかに追究していくか、
心理学を研究分野とする私にとっては大変関心が高いですが、
実に奥が深いです。
日々研鑽とトライアンドエラーの繰り返しです。

二瓶 哲

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「分かる」と「行動する」は別次元

11月 15, 2012

先日、出張先のホテルでタクシーを頼んだときのことです。
1階のロビーでタクシーを待てども、来る気配がありません。
私はフロントの方に「先程タクシーを1台お願いしたのですが」と尋ねたところ、
「確かにタクシー会社の方に連絡いたしましたが・・・」と返ってきました。
時間が無いので、再びタクシーを手配してもらうことになりました。
それから3分程が経ち、やっとタクシーに乗ることができました。
その運転手さんは、タクシー業務の経験が35年という大ベテランの女性でした。
そして、
「お客さんが最初に頼まれたタクシーは、確かにホテルに向かって出発しましたよ。
あっそうだ、時折、ずる賢いお客さんがいて、『○○様ですか?』名前を尋ねると、
『そうそう』という返事をして乗りこんじゃうからね。困ったものだよ」
と話しかけてきました。
私は、
「それじゃあ、今後は、お客様から自分の名前を名乗ってもらい、
予め聞いている名前と照らし合わせてみたらどうですか?」
と返してみました。するとその運転手さんは、
「そりゃ、いい考えだね。でもね。35年間そんなことしたことないからねぇー。
いまさら変えてもねぇー」という回答が返ってきました。

分かってはいるものの、行動として表出させることに結び付かない

つまり、心理的に慣性が働いているのです。
長い時間にわたりとってきた行動は、その人の奥深くに染み込んでいます。
それゆえに、行動を変えていくためには、心理的に大きな負担が伴います。
相手を説得するとき、論理性を追求するのは大切です。
その一方で、相手の慣性についても目を向けて働きかけないと、
結果として何も変化せずに終わってしまうおそれがある、
ということを念頭におきたいものです。

※「提示した改善策の内容に運転手さんの行動を変えさせる程の魅力が無かったのではないか」という見方もあるかと思います。ここでは、頭の中では「良い」と思っても、行動が伴うとは限らないことにスポットを当てているでご理解ください。

二瓶 哲

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突き詰めて新たな価値を生む

11月 2, 2012

お待たせいたしました。
しばらくブログを更新していなかったので、
この先何回かは頻度を多くして掲載します。
(月4、5回程度の頻度で運営します)

先日、スーパーに買い物へ行ったときのこと、
あるレジにお客さんが集中しておりました。
私はそのレジの隣りで順番が来るのを待ちつつ、
行列をつくるお客さんの会話に耳を傾けていました。
すると、
「このレジはとても早いわよね。両手でババババッと捌くのを見るのが楽しくてね」
「ほんと、すごいわよね。あの技」
という声が聞こえてきます。
見てみると、確かに、そのレジの人の動きはとても素早いです。
レジの処理をしているというよりはむしろ、
人前で技を披露しているような印象さえ受けます。
レジ待ちのお客さんも、待つことを楽しんでいるようです。
一方、私のレジの人は面白くなさそうに仕事をしているように感じられました。
(おそらく「隣の人と比べられている」と感じているからでしょう)

ここから仕事と向き合う姿勢について考えてみましょう。
たとえ一つの動作でも、突き詰めていくと新たな価値を生むということです。
レジ処理の動作は、担当者が日々取り組む事柄の一つであると思います。
(いわゆるルーチンワークです)
それを、坦々とこなすか、「どのようにすればより効率が良くなるか、質が高まるか」を
追究するかによって、雲泥の差が出てきます。
そして実際に効率が良くなったり質が高まったりすると、自信も湧いてきます。
自信が湧いてくれば、さらに仕事に対するやる気も高まるものです。
やる気が高まれば、さらに効率性や質などを高めるような働きかけを考えます。
こういったプラスのサイクルが回りだすのです。
(心理学的に表現すれば、有能感が高まり内発的動機づけが高まることにつながる、
と言えるでしょう)。

普段何気なく行っている業務について、
一つひとつをもう一度見直し、それを極めてみると、
顧客満足の向上や自分に対する周りの評価はもとより、
自分自身における仕事の捉え方も変わってくるのではないでしょうか。

二瓶 哲

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買うのに時間がかかるとたくさん買いたくなる?

10月 12, 2012

先日、家族で高尾山に行ってきました。
高尾山は、フランスのミシュランという旅行ガイドで三つ星を獲得した、
東京都の西側に位置する標高599mの山で、今、とても人気があります。

山頂に向かい歩いている途中、売店が並ぶ場所があり、
中でも、ひときわ長い列がつくられていたのがお団子屋さんでした。
お団子といっても、一口では食べきれないサイズのものが3つ串に差してあり、
それなりに食べ応えがあります。
息子に「食べる?」と尋ねたところ、
「いらなーい」と返事が返ってきたので、
1串だけ買って私と家内で分けて食べようと列に並びました。
それから5分、10分・・・・
待っている間に、
「これだけ待っているのだから、
中途半場に食べるのはもったいない。もっとガッツリ食べてしまおう」
と思うようになり、結果として2串買うに至りました。
つまり、これまでにかかった労力を取り戻そうと、
買う量を調整(ここでは買い増す)するのです。

私達には、心の中の矛盾を正そうとする作用が働くとされています。
こうした心理傾向は販売場面で活かせそうですね。

二瓶 哲

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近況をお知らせいたします。

10月 6, 2012

しばらくブログ更新を控えていたため、近況をお知らせいたします。
 現在、仕事をしながら、心理学(社会心理学、組織心理学分野)を研究するため、大学院に通っています。修士論文のゼミでは、会社を経営されている方、職場リーダーの方、大学教員の方など、実に多様です。中には既に経営学修士(MBA)を他の大学院で取得している方も数名おられます。博士後期課程の方とも同じ場でやり取りするので、とても刺激を受けます。
 心理学を研究するにあたり極めて重要なのが心理学研究法です。統計の基礎はもとより、多変量解析、実験デザインに係る理解・習得など、幅広い認識が求められます。これが理解されていないと、論文執筆のための先行研究ができません。まだ道半ばですが、手応えは感じています。また英語力も求められます。心理学の論文で英語論文の引用が全くない(ほとんどない)というのは稀かもしれません。私にとって英語論文は大きな壁です。仕事に支障を及ぼさないことを基本方針にしているので、もしかすると2年間では修了できないかもしれません。焦らずじっくりと取り組んでいこうと思います。
 次に仕事についてです。現在も変わらず、講師業務を担当しつつ、お客様の組織全般における人財育成のプロデュース、講師派遣業務を行っております。これまでの研修講師業務で培った経験をはじめ、中小企業診断士・認定心理士・THP心理相談員という複数の資格の相乗効果が出てきていると実感しています。従前より進めている単行本の執筆につきましては、一度原稿を完成させましたが、さらに磨きをかけていくため修正・加筆をしているところです。まさに産みの苦しみを味わっている真っ最中です。もうしばらく時間がかかる見込みです。
 また、新たな展開として、当社が公的な側面を有する中小企業支援機関として機能する体制づくりにも着手する予定です。具体的には、経営戦略の立案から人財育成、さらには具体的アクションのモニタリング、最終的には財務面でのフォローアップを想定します。税理士事務所、経営コンサルティング会社、研修会社のエッセンスを融合させたものになりそうです。この体制構築を機にホームページも全面刷新する予定です。
 最後にプライベートにつきまして、現在、息子の幼稚園のパパママリレーに出場するため、夜にダッシュの練習をしています。周りから見れば、暗い中、何か悪いことをして逃げているんじゃないかと思っても不思議ではないですね。多少無理して頑張っています。ちなみに運動会は来週です。おかげさまでシェイプアップできており、お腹周りは良好です(笑)。

二瓶 哲

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ブログ再開のご連絡です。

9月 16, 2012

5月中旬以降、諸事情があったため、 ブログをしばらくお休みにしておりました。
多くの方々から「ブログはいつから再開するのですか?」 という問合わせをいただきました。
ご心配をおかけいたしましたことを御詫び申し上げます。
今週より、ブログを再開いたします。
(Facebookも再開いたします)
更新頻度といたしましては、週に1回程度を予定しております。
テーマは、これまでと同様、身近な話題や事例から学べること、
気づかされることなどを中心に考えております。
そして時折、私の近況報告もいたします。
これからも、よろしくお願い申し上げます。

二瓶 哲

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背中を押すことで売上をあげる

5月 16, 2012

先日、ある地域のマクドナルドに行きました。
ハンバーガーとチーズバーガーとコーヒーを注文し、
昼食をとりました。
2つのバーガーを食べ終え、コーヒーを飲んでいるとき、
「もうひとつバーガーを注文しておけば良かったな」
と少しばかり後悔していました。
カウンターに行って注文する、という方法も考えられますが、
荷物を席に置いていくわけにもいかず、
かといって重たい荷物を手に持ってカウンターに行くのも面倒です。
「こんなとき、店員さんが席まで注文を取りに来てくれればな。
ファミレスにあるような、押しボタンがあればいいのにな」
と思っていたとき、なんと店員さんがメニューを手に私の席に
来るではありませんか!
「よろしければ、他にご注文はいかがですか?」
私はすぐさま「マックポークください!」と注文しました。
私は今まで、マクドナルドのあらゆる店舗を利用していましたが、
このような経験は初めてです。

今の経験をまとめます。
「買ってもいいかな」と思う人の背中を押すと、
売上に結びつくのです。
逆に背中を押さないと売上は実現しません。
つまりは、背中を押す働きかけをしてみましょう、ということです。
マクドナルドでは、店員さんがメニューを手に来店客の席に出向いて
注文を促した、という方法を採っています。
(たまたまその店舗だけだったかもしれませんが)
ガソリンスタンドであれば、
「オイルをチェックいたしましょうか?」
という投げかけから
「オイルはかなり汚れていますね。すぐに作業できますので交換いたしましょうか?」
といった働きかけが考えられるでしょう。

あなたの職場では、どのような背中を押す働きかけが
考えられますか?

二瓶 哲

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自分にとって必要な時間

4月 25, 2012

以前、Yahoo! JAPANのニュースに掲載されていた記事について、
ブログで書きたいと思っておりましたが、
仕事と大学院という生活を送る中で、なかなか執筆する時間がとれず、
遅くなってしまいました。

そのニュースでは、3月に開催されたフィギュアスケート世界選手権で
初の世界女王に輝いたベテラン、カロリナ・コストナーさん(25)について
取り上げられていました。
彼女は、10代の頃から注目されてきた選手であったものの、
10回目の挑戦で世界の頂点に立ちました。
取材を受けた時、彼女は「きっと今までの時間が必要だったのだと思う」
という言葉を発しました。
私にとっては、この言葉が良い意味で心に引っ掛かりました。

私達は、物事をある目標に向かって取り組んでいるとき、
「このまま続けていて達成できるのか?」
と不安に思うことがあります。
これは、精神的にも辛いですね。
辛いときは、自分自身で何らかの心の逃げ場をつくっておくというのも
必要なことです(いわゆる心理的防衛です)。
その一つの方法として「私には、まだ時間が必要かもしれない」
と認知することも有効なのではないかと考えます。
但し、これは、常日頃から努力を積み重ねている人にとって
有効である、ということであり、怠慢な日々を送っている人が
取り入れることではないことは言うまでもありません。

フィギュアスケートの世界選手権で世界女王に輝いた方の
重みのある言葉を、私なりの解釈で述べたことについて、
「軽率だ」と捉える方もいらっしゃるかもしれませんが、
職場で活躍なさる皆さんにとって少しでも参考になるのではないかと思い
執筆いたしました。ご理解くださいませ。

二瓶 哲

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