心理学の研究について

1月 21, 2015

 先週末、私が研究生(修士号を取得した後も籍を置いています)として在籍する大学院のゼミ(心理学を研究)がありました。その日は、M2(修士課程の2年生)の修士論文の口頭試問に向けたリハーサルがなされました。発表に対して質問をしたりアドバイスをしながら最終的な詰めを行うのです。
 心理学の論文(他の分野も同じかと思いますが)では、執筆に係る作法が細かく規定されています。その作法を遵守しつつ、科学論文としての流れ(問題→方法→結果→考察)に基づいて執筆されなければなりません。
 心理学を研究している、というと「人の心が読めるんですか?」「カウンセラーなんですか?」といった質問を良く受けますが、人の心が読めるわけでもないですし、心理学を研究=カウンセラー、というわけでもありません。「心理学」という表現は、あくまでも総称で、具体的には、社会心理学、産業・組織心理学、臨床心理学など、多岐な分野に分かれていきます(ちなみに、私の研究分野は、産業・組織心理学、社会心理学の分野です)。研究は、基本的には質問紙や実験を通してデータをとり、統計解析という科学的手法を用いてなされます(面接をして質的データをとるという方法もあります)。数値の変化や違いを見ることで、人の心の中を探っていきます。
 心理学は、一般的にイメージされていることと、実態とでは結構な違いがあるように思います。

二瓶 哲

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