箱根駅伝の監督に見る指導姿勢のあり方

1月 7, 2011

お正月恒例の箱根駅伝大会、今回もいろいろとドラマがありましたね。
まずは早稲田大学と東洋大学との優勝争い。
最終的には早稲田大学が優勝しました。
同学の渡辺康幸監督は、監督が決めた枠に選手をはめていくのではなく、
選手一人ひとりの個性を踏まえた練習が必要である、と指導方法を根本的に見直し、
特に昨年においては選手と一緒にジョギングする機会を増やし
距離を縮めていった、とのことです。
こうした取り組みが大きな成果に結び付いたといえましょう。
次はシード権争い、10位までにゴールできればシード権を得られますが、
11位以降は予選会からチャレンジしなければならなくなります。
この差は天と地ほどあるでしょう。
この中、国学院大学は初のシード権を獲得。
ゴール手前でアンカーである寺田夏生選手がコースアウトしてしまったときは、
思わず「どうしてこんなことに!」と声をあげてしまいましたが、
結果として10位に入りました。
同学の前田康弘監督は「戦いは生活の中から」という思いのもと選手と一緒に寮住まいだそうです。
食事も一緒、入るお風呂も一緒、こうした生活が選手との距離を縮めていくのでしょう。

ここで監督の指導姿勢に着目したいと思います。
これまで、2大学の監督について触れましたが、
共通点としては、自ら台の上に乗り、選手を見降ろして指導するのではなく、
選手と共に地に足をつけて指導していることが挙げられます。
そこには監督としての「一緒にやろうじゃないか」というメッセージが伺えます。
それが選手個人を動機づけさせ、ひいてはチームとしての力を強くする
要因の一つになったのではないでしょうか。

上司の立場におられる方、あなたの指導姿勢は台の上から見下ろすタイプですか?
それとも、部下と共に地に足をつけるタイプですか?
どちらが良い悪いとは一概に言えないかもしれませんが、
職場の状況に合った指導姿勢を今一度確認なさってみてはいかがでしょうか。

二瓶 哲

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